山陰ツーリング記 ~千畳敷・秋吉台~

2021年3月 山陰ツーリング

・・・そろそろだ。

きたきたきたきた!!!(≧◇≦)

遥か遠くまで石灰岩と緑の絨毯が広がっている。。。

これが日本最大の秋吉台、、、スケールが違い過ぎる。

テンション爆上がりでとりあえず展望台に駆け込む。

で、でかい。。でかすぎる。

心地よい草原の風?のようなものが体を吹き抜ける。

向かい風などそんなものはどうでもよい。

天気は晴れ、湿度も低い、景色も最高。

史上最高の自転車日和だ。

比較的アクセスの良く有名な観光地なだけあって、展望台はそこそこの人で賑わっている。

   

・・・しかし展望台にいると、うずうずが止まらない。

この膨大なカルスト地形の中を自転車で走り抜けたくてしょうがない。

半ば駆け足で自転車に戻り出発だ。

 

さぁー!行きますよっ!!

 

あああああああああ!!!きもぢい゛いいいいい!!!!

最高過ぎる。1日中走っていたい。

こんな絶景の前には坂など皆無。絶景には斜度を-10%してくれる作用がある。

この中走って行くの!?

この先の道が最高であることが確定している。

いい天気だ。

多くのバイク乗りが列をなしツーリングで訪れている。

ゆっくり、少しずつ走っていると、なにやらすぐ登れそうな山が見えてきた。

・・・登るしかないな。

近くの長者ヶ森駐車場に自転車を止め、レッツミニ登山だ。

地図で見てみると20-30分ほどで登れる冠山という秋吉台の全体を眺めることができる山に登れるらしい。

時刻は15:00前と少々時間が遅くなってきた。ところどころ小走りで行けば10分ほどで着くだろう。

道路からでは分からなかったが、トレイルランニングをしている人が多くいる。

広い草原で走れ、さぞ気持ちよさそうだ。

・・・10分後

DEKASUGI

登ってきてよかった。

はるか遠くのカルストが終わる端っこまで一望できる。

走ってきた道が細く美しく伸びている。

自分はあんな道を走ってきたのか。

風が立っているのもままならないほど強く、雲がすごい勢いで流れていく。

昨日道の駅で買ったサツマイモパイを頬張りながらひたすら秋吉台を眺める。。眺める。。

なんて幸せな時間だ。

 

すっかり体温も下がり寒くなってきたので、そろそろ戻ろうか。

あああああああああああああああ!!!!

気持ちよすぎる下りを走り抜けて行く。

トレイルランニング、、、、良いな(。-∀-) ニヤ

駐車場を出ると下り道となり、カルストの終わりを告げた。

最高だった。。。。

昨日今日と2日連続でこんなに素晴らしいなんてことあるのだろうか。

山口県、正直舐めてました。すいません。最高です。

山口県ぜひまた訪れたい。

 

秋吉台から萩までは山間を抜ける32号線を通り進んでゆく。

萩に近づいて行くと車も多くなり、秋吉台のふわふわした感覚から現実に戻ってきた。

萩の市内へ到着し、とりあえず世界遺産の「恵美須ヶ鼻造船所跡」へ向かってみる。

えっ、、、、何もない。。。。

工事中らしく造船所跡らしき更地が広がっている。

あまり見るところも少ないので、穏やかな(強風)日暮れの海を堤防に座り、のんびり眺めてみた。

ふと、昨日今日を振り返ってみる。

角島、元乃隅神社、千畳敷、秋吉台と様々な場所を訪れることができた。

なんだか遥か昔のことのように懐かしく感じる。

ロングライドあるあるかもしれないが、終盤になってくると最初のほうが嘘みたいに昔のように感じる。

ひとしきり物思いに耽け、近くの萩反射炉へ。

かわいいサイズ感。

江戸時代末期、外国など大型な大砲を製造するため金属溶解炉が必要になった。

そのような技術を持ち合わせていなかった萩藩は当時、反射炉の製造に成功していた佐賀藩に使者を送る。

製造図は入手できなかったが、外見から反射炉を想像しここ萩で再現してみた。

残念ながら反射炉を完成させることはできなかったが、明治維新に近づいたことは確かだ。

江戸時代の西洋科学の遺産として残っているものは少なく、貴重なため世界遺産にも登録され保存されている。

現在の製鉄所と比べてしまうと、人為的でとてもコンパクトとかわいい。

反射炉のある公園が地元住民の犬の散歩コースになっているなど、世界遺産感がゼロであるが維新の風を十分感じることができた。

 

この後は近くのゲストハウスに向かい1日ぶりの風呂に感動するのであった。

そして明日は雨予報、萩市内観光と決め込もう!

 

つづく。

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