「湯は別府」と言ったからにはいきたい温泉が3つあった。
竹瓦温泉、ひょうたん温泉、そして明礬温泉の別府健康ランドだ!
しかし時刻は12時半。
夜暗くなってからはあまり走りたくない自分としては、
時間的に湯布院の温泉か明礬温泉のどちらかになってしまうだろう。
むむむむむ、、、、、、
なかなか悩ましい選択だ。。。。
やはり日本有数の泥温泉には入っておきたい。。。
悩んだ結果、明礬温泉! うん君に決めた!!!
湯布院の温泉はまたの機会で。
そう、温泉は逃げない。
そして別府温泉保養ランドへ向けてえっちら登る。
いいお湯でした。
泥湯というのは初めての経験で普通の温泉とは違い、なんだか泥遊びしている気分。
混浴ということで胸を踊らせていたが、幸か不幸かほぼ人がおらず貸切状態。
のんびり一人静かに泥にまみれていた。
眺望も良くなおかつ特殊な泉質、彼女でも作ってまた来たい。
これにて今回行きたかった別府の観光、温泉は全部回ってしまった。
入れば入るほど他の温泉に入りたくなってしまう、、、湯の別府恐ろしい。。。
適当にコンビニで昼食を取り、
いざ、バイカーの聖地「やまなみハイウェイ」を走るとしよう!
とは言っても別府健康保養ランドから由布岳までは15kmくらいひたすら上り。
はい、気持ちいい。
んんんんんんんんんん、、登ってきたああああ!!!
意外と交通量がありびっくり。
バイカーの聖地ということだが、思ったよりバイクが少ないようだ。
あ、最高です。
あまりにも由布岳が綺麗すぎて語彙力が追いつかない。
ただただ、綺麗、気持ちいい、素晴らしい。
てっきり阿蘇、九重のほうがきれいなのかと思いきや、別府と由布院をつなぐこの道も今までのトップレベルで最高の道だ。
途中由布岳登山用の駐車場で下りへ備えて防寒着を着たが、
信じられないくらいの車が停められていた。
外から見てもわかる素晴らしい眺望が望めるだろう由布岳、いつか登ってみたい。
おいおい、由布の町並みが一望できるではないか。。。。
夏以外は寒さゆえあまり好かれないダウンヒル。
しかし、ここから由布院までのダウンヒルが楽しみでしょうがない。
目に見えてわかるこの気持ち良い道、なかなかないだろう。
歌を熱唱しながらの別の意味での全力ダウンヒルをして、由布市内へ。
とりあえず、なにやら池から温泉が湧いているらしい金鱗湖へ向かう。
普通の池なう。
時間が昼過ぎと気温が高いので、湯気は上がっていないようだ。
そっと、今度は由布院に泊まって早朝にここへ来ようと心に誓った。
お目当ての由布院バーガーを探して彷徨う。
なんとラスト1つをギリギリ注文することができた。
濃いめの味付けの肉と、パンズとその他色々が合わさってシンプルにめちゃくちゃ美味しい。
この味知ってしまったら、M〇Cのハンバーガーが物足りなくなりそう。。。
今泉堂の黒糖焼きまんじゅうを4,5個買い込み、九重高原へ望む。
由布院から数キロはひたすら山の中を上って下っての繰り返し。
東側の道で森の中なので当然ずっと日陰、3月の九州はもう少し暖かいと思っていた。
超寒い。。。。
上ってもすぐに下りになってしまうので体温も強制的に上げられず、ブルブル案件。
だがしかし、少しずつ標高を上げるも太陽が見えるようになってきた、
ようやくホッとできるようになってきた。
おいおいおいおいおいおいおい、唐突に始まるボーナスタイム!
夕日に照らされ赤く染まった九重の道を駆け抜けてゆく。。。。
こんな贅沢なことがあるだろうか。。。。
はぁ。。。
思わずため息が出てしまう。。。
言わずもがな絶景だ。
夕暮れの空が圧倒的に広すぎる。
あまりにも素晴らしすぎる九重高原、、、、、一瞬で好きになってしまった。
静かに日が沈んでいく。
あたりを写真を撮ったりフラフラしているとあっという間に日没の時間、東京と比べるとやはり遅い。
真っ暗になる前に昨日のうちに予約しておいた「くじゅうエイドステーション」へ
何やら改造した貨車に泊まれるらしい、鉄オタとしてそれは泊まらざる負えない。
とりあえず一安心。
日が落ちてから一気に気温が下がった。
なんとこの九重高原、3月でも氷点下いくらしい。
テント泊なんかしていたら恐ろしい。。。
そして経営されているお父さんはなんとアイアンマン!!
海外のレースにばりばり出場していたらしい。
トライアスロンでもやばいが、アイアンマンとはぶっ飛びレベルの距離を泳いで、漕いで、走る。ほんとにやばい。
当然九重高原の坂(道)にも詳しく、いろいろなことが聞けた。
自分のまったく知らない世界はすごい刺激でとても面白い。
ここくじゅうエイドステーション名物?の五右衛門風呂に入らせていただくことに。
人生初の五右衛門風呂、、すこし緊張する。。。。
風呂釜を直接焚き火で温め湯を沸かす。
釜が激アツなので入るときは、木の板を踏みつけながら湯船に入る。
温度調整も難しく常に下から熱せられているため水を足す量によって変わってくる。
現在の給湯器を発明した人は天才だと思う。
しかし冷え切った身体に熱湯が染み渡る。。
車や人の声が全く聞こえない、聞こえるのは焚き火の音のみ。
随分遠くに来てしまった、と少々感傷に浸っていた。。。
さて、風呂を出たあとは明日の予定を考え、布団に横になる。
身体はポカポカ、普通に疲れた。
当然起きていられるはずはなく、いつの間にか眠りについていた。
つづく。
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